富士五湖周辺では冬になると、光り輝くダイヤモンド富士を見ることができます。富士山の山頂と、朝陽や夕陽が重なり合う光景は、一生に一度は見ておきたいものです。
この記事では、ダイヤモンド富士の解説から見られる時期、ダイヤモンド富士を見るおすすめスポットについて解説していきます。
ダイヤモンド富士とは
『ダイヤモンド富士』とは、日の出・日の入りの太陽と、富士山頂が重なった際に見える現象のことです。
太陽が光り輝くダイヤモンドに見えることから、その名称が定着しました。特に山梨県は、ダイヤモンド富士を多く見られるスポットが多いです。
『逆さ富士』の名所である本栖湖をはじめ、富士山周りの山頂からもダイヤモンド富士を拝むことができます。
日の出のダイヤモンド富士か、日の入りのダイヤモンド富士を見るかで、見る時間帯も変わってきます。
山梨県のダイヤモンド富士のシーズンは冬
山梨県側の観測スポットの場合、ダイヤモンド富士を見られる時期は冬です。場所によっては、最長だと10月〜2月にかけて見ることができます。
冬の1月、2月は空気が澄んでいて晴天率も高く、綺麗なダイヤモンド富士を見られる確率が高いです。
特に元旦は、初日の出のダイヤモンド富士を見ようと、場所によっては多くの観光客で賑わいます。
準備は万全に
ダイヤモンド富士を見るためには、天気予報や装備などの事前準備が大切です。
天候
たとえば山中湖では、ダイヤモンド富士を10月中旬〜2月末まで見ることが可能です。
しかし、10月から12月頃は天気があまり安定しない傾向にあるので、綺麗なダイヤモンド富士を見ることが難しいかもしれません。
『ダイヤモンド富士』を見に行く際は、天気予報などは事前に下調べする必要があります。
その日の天気はもちろん、日の出・日の入りの時間も調べておいてください。
装備
ダイヤモンド富士を観測できるのは、秋から冬の期間です。そのため、防寒対策などはしっかりとしていきましょう。
【ダイヤモンド富士を見るための装備】
- ダウンジャケット
- ヒートテック
- ホッカイロ
- マフラー
- 手袋
- 運動靴
- 温かいスープの粉末・お湯
- ゴミ袋
暖かいダウンジャケットをはじめ、ヒートテック、ホッカイロなどは必須です。
また、観測地点は足元が悪い場合がほとんどなので、スニーカーなどの運動靴で行くようにしてください。
ダイヤモンド富士を待つ間は、コーンスープなどの温かいスープを持って行って、体を温めるのもおすすめです。
また、ゴミが出たらそこら辺に捨てないよう、ゴミ袋にまとめて持って帰るようにしましょう。
おすすめの観測ポイント
逆さ富士とのダブル・ダイヤモンド富士|本栖湖
本栖湖は、千円札の裏側にも描かれている『逆さ富士』のモデルになります。
※逆さ富士…湖に富士山が上下反転した形で映り込むこと。
そのため、逆さ富士との『ダブル・ダイヤモンド富士』を綺麗に見られる場所として、人気が高いスポットです。
本栖湖でダイヤモンド富士を見る場合は、日の出前に観測ポイントで待機しておきましょう。
【ダイヤモンド富士を観測できる期間・時間帯】
- 期間:12月下旬~1月上旬
- 時間:日の出
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町本栖 |
アクセス | 【車】中央自動車道河口湖ICから約30分 【公共交通機関】JR富士急行線河口湖駅からバスで50分 本栖湖バス停下車すぐ |
公式HP | http://motosuko.com/(Lake Motosuko Tourist Information) |
パワースポットでダイヤモンド富士を|身延山
身延山は、山梨百名山にも選ばれている、ダイヤモンド富士の観測スポットです。南東方向から、富士山や駿河湾を一望することができます。
山頂に行く場合は、ロープウェイを使うのがおすすめです。駐車場もあるので、車で行っても問題ありません。
ダイヤモンド富士を観測できる日は、『ダイヤモンド富士鑑賞会』なども開催される場合があります。
正月の三ヶ日や、ダイヤモンド富士鑑賞会が開催される時期は、早朝からロープウェイの運行があるので、日の出の時刻に合わせて行くことが可能です。
ダイヤモンド富士を見に行く場合は、ダイヤモンド富士鑑賞会の開催に合わせて行くのが良いでしょう。
余談ですが、身延山は身延山久遠寺をはじめ、パワースポットが点在している場所としても有名です。
ダイヤモンド富士を見た後は、パワースポット巡りをしてみるのも良いでしょう。
パワースポットに関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてくださいね。
【ダイヤモンド富士を観測できる期間・時間帯】
- 期間:11月、1月~2月
- 時間:日の出
住所 | 山梨県南巨摩郡身延町身延字上の山4226-2(身延山ロープウェイ) |
アクセス | 【車】中央自動車道 河口湖ICから約30分、新東名高速道路『新清水JCT』経由中部横断自動車道『身延山IC』から約15分 【公共交通機関】JR身延線身延駅より路線バスに乗り『身延山バス停留所』下車 |
公式HP | http://www.minobusanropeway.co.jp/access/(身延山ロープウェイ) |
夕陽のダイヤモンド富士|山中湖
山中湖は、ダイヤモンド富士を見られる期間としては、約4ヶ月ほどと長いです。また、観測ポイントが多いのも特徴的になります。
【ダイヤモンド富士の観測ポイント】
- パノラマ台付近(10月中旬~2月末)
- 旭日丘湖岸(10月中旬~2月末)
- 平野湖畔(10月下旬~2月中旬)
- ママの森下(11月上旬~2月中旬)
- 長池湖畔(11月上旬~2月上旬)
- 大地浜(11月中旬~1月末)
- 梁尻(11月中旬~1月末)
- 花の都公園(11月末~1月下旬)
以上のように、場所によってダイヤモンド富士を見られる期間が異なります。
1年で何回もダイヤモンド富士を見たい場合は、色んな観測ポイントを訪れてみてください。
また、天候が比較的安定しているのは2月になります。そのため、初めてダイヤモンド富士を見る場合は、2月でも見られる場所を狙って訪れるのが良いでしょう。
そして、山中湖でダイヤモンド富士を観測できる時間帯は、日の入りになります。ダイヤモンド富士を見る場合は、観光等の帰り道で訪れて見るのも良いかもしれませんね。
【ダイヤモンド富士を観測できる期間・時間帯】
- 期間:10月中旬~2月末
- 時間:日の入り
住所 | 山梨県南都留郡山中湖村 山中湖 |
アクセス | 【車】中央自動車道 山中湖ICから約3分、新東名高速道路 御殿場ICから約30分 【公共交通機関】富士急行線 富士山駅より路線バスに乗り『山中湖』下車 |
公式HP | https://lake-yamanakako.com/feature/diamondfuji(山中湖観光ガイド) |
まとめ
今回は、ダイヤモンド富士について解説しました。山梨県の場合、ダイヤモンド富士のシーズンは冬です。防寒対策はしっかりして、見に行くようにしましょう。
また、ダイヤモンド富士を見るまでにしばらく待つ場合は、飲食などのゴミが出るかもしれません。
自然を汚さないよう、出したゴミは必ず持ち帰るようにしてくださいね。